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【反対咬合(受け口)の矯正】20代女性/インビザライン/抜歯なし/浅草橋・秋葉原・両国近くで矯正をお考えの患者様

矯正治療

今回は院長が治療を行った、反対咬合である事がお悩みで、矯正治療により改善を行った症例をご紹介します。ホームページ症例③にものっておりますが、このブログでは治療における注意点や、治し方について解説しておりますので、同じように反対咬合(受け口)が気になる方はぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。

 

 

 

 

 

治療にあたる前の相談

患者さんの悩み

下の歯が前に出ているのが気になる。顎も前に出て見えるのが気になっていて、昔からコンプレックスに感じている。

患者さんの希望

下の歯、顎をとにかくひっこめたい。反対咬合を治して綺麗な歯並びにしたい。咬み合わせも良くしたい。目立ちにくいマウスピースによる矯正で治療したい。

歯並びの問題点

上顎前歯舌側傾斜(上の前歯が内向きに傾斜している状態)

上顎前歯部中等度叢生(上の前歯にある程度のデコボコがある状態)

下顎前歯部軽度の唇側傾斜(下の前歯がやや外側に傾斜している状態)

アングル3級下顎前突(下の奥歯が上の奥歯よりも前に出ている状態)

 

反対咬合・受け口とは?

通常だと上の歯が下の歯よりも前に出ているのが正常なかみ合わせですが、下の歯が上の歯よりも前に出てしまっている事を反対咬合(受け口)といいます。

前歯の全体というよりも、1本や2本だけかみ合わせが逆になって交差している場合は、クロスバイトなどと呼ばれることもあります。

治療方法

歯並びと、レントゲンによる骨格の分析の結果、下の顎が上の顎より出てはいるが、そこまで強くないので、矯正治療により改善が可能と判断できました。

上下の顎の骨のずれが大きいと、歯並びだけでは改善ができずに、顎の骨を手術で切って改善するような外科的な治療が必要になることもあります。

手術をせずに下の歯を引っ込める場合は、下の4番目の歯を抜いて、そのスペースに前歯を引っ込めていく方法か、奥歯から後ろに動かしていき、前歯を引っ込めるスペースを作るか、大きく分けて2つの方法があります。

4番目の歯を抜く治療計画は、効果的である場合もありますが、前歯の角度をより悪化させてしまう場合もあります。状態によっては横顔の改善にも効果が見られない場合もあり注意が必要です。

今回は、下顎の改善のために、下顎の遠心移動を行って、奥歯から全体を下げていく計画をたてました。現在下の奥歯にはおやしらずの歯が生えている(埋まっている)ので、おやしらずを抜歯して、そこにできたスペースにひっこめていきます。

また上の歯は外側に動かしてアーチを広げていくことで、歯のガタガタをとりながら、反対咬合も改善する方向へ動かしていきます。

反対咬合を改善させるために多くのケースで行われるのが顎間ゴムの使用です。今回のケースも顎間ゴムを使用しながら治療を行いました。

顎間ゴムとは?

矯正治療で特定の歯の動きを効率的に行うために使用する医療用のゴムになります。

大きさは直径3㎜~8㎜程度、強さも様々あり、目的とする移動により使い分けていきます。

上の歯を引っ込めるために使用するのを2級ゴム、下の歯を引っ込めるために使用するのを3級ゴム、上下のかみ合わせを良くするために使用する垂直ゴムなどがあります。

 

 

今回の治療では、下の歯を奥へ動かしていく力をサポートするために、3級ゴムと呼ばれるゴムかけを行っています。3級ゴムは上の奥歯と、下の前歯にゴムをかけることで、下の歯が前に出ていくのを防止する効果があります。

ゴムかけを正しく行えないと、下の歯は正しく移動がされず、治療が長期化することがあります。また、うまく治らず失敗することもあるので、非常に大事になります。

 

一般的にはインビザラインの方が、ワイヤー矯正より遠心移動に向くと言われています。

今回のような反対咬合を、下の歯の小臼歯(前から数えて4番目の歯)の抜歯をせずに遠心移動で治療するには、インビザラインによる治療が効果的です。

もちろんこのケースをワイヤー矯正で治療することも可能なので、どちらでも対応できる場合は患者さんの希望や、それぞれの方法のメリット、デメリットを説明、十分に相談したうえで決定していきます。

矯正治療後

治療後の感想

「反対咬合が綺麗になって嬉しいです。横顔も引っ込んで前より良くなったように思います。

前歯でものをかみ切るのも以前と変わってより咬みやすくなった気がします。」

との声をいただきました。

今回の矯正治療で、見た目が良くなったことで昔からのコンプレックスが改善されたのは大変喜ばしい事であります。

しかしながら、かみ合わせの改善が図れたのはより大切なことであります。

反対咬合は咬み合わせが悪く奥歯に負担がかかってしまうことも多いです。それが原因で将来、歯を痛める原因になったり、顎の痛みで悩まされたりすることも多いです。今回矯正治療により正しいかみ合わせになったことで、将来自分の歯を長く残すことにつながり、全身の健康も良い状態が保てることが期待できます。

治療期間

1年1カ月の期間で治療は完了しました。

 

治療費用

88万円(税込み)

これから治療を行う方に関しての費用は、治療費のページを参考にしてください。

https://www.asakusabashi-dental.com/cost/

 

執筆者

浅草橋駅前歯科 矯正歯科院長

歯科医師 遠山雄太

インビザライン 認定ドクター

国際口腔インプラント学会 認定医