台東区の歯医者で痛くない治療を希望の方!痛みへの配慮を徹底しています
最近歯が染みるようになってきた、痛みが強くなってきた、歯が黒くなってむし歯になっている気がする・・・。そうした患者様は歯医者に行かなければならないと考えると思います。
しかしながら、なかなか歯医者へ行くのに気が進まない原因の大きなものとしては、治療するときに痛くないのか心配であるということ、実際に過去の治療が痛くて嫌だったという経験がある、など痛いのが嫌と思っている方は非常に多くいらっしゃると思います。
気が進まないからといって歯医者さんへ行くのを先延ばしにしてしまうと、むし歯がもっと大きくなって治療が大変になってしまったり、大きくなりすぎると最悪歯を抜かなければならなくなったりしてしまうと、もっと大変なことになってしまいます。
そうなることは患者様の健康に対して害にしかなりません。もし痛くない治療ができて、患者さんの痛みへの不安がなくなれば、もっと気軽に歯医者さんに足を運べるようになり、歯を犠牲にする可能性を下げられると思われるので、当院では痛みへの配慮をとにかく重視しております。
たしかに完全に痛みをゼロにすることは難しい事ではありますが、どれだけ配慮、工夫をするかで、限りなくゼロに近づけていく事はできます。そうするための取り組みについてご紹介いたします。
目次
なぜ歯医者の治療が痛いといわれるのか?
歯医者での治療が痛いといわれる原因は大きく分けて3つあると考えられます。
①治療において麻酔をしない。
②麻酔をしてくれたけどあまり効いてなく痛いまま治療された。
③麻酔するのが痛い。
これらの問題についてどのように対応すれば良いのか解説いたします。
治療において麻酔をしないのはなぜ!?
なぜ痛みを感じる可能性があるのに、麻酔をせずに治療するということがおきるのでしょうか。
これにはいくつか考えられる理由があります。
一つ目は麻酔をしようがしまいが治療に対しての費用は大きく変わりません。(正確には処置によっては麻酔の費用がありますが微々たるものです)そのため、麻酔をしなければ麻酔の分の材料費はかからずに済むというのはあるかもしれません。
また、麻酔をするのにはその分時間がかかります。処置の時間が長かろうが短かろうが、同じ治療にかかる料金は変わらないので、そこを省いてしまう歯医者さんもいるかと思われます。
もちろんそうした歯医者さんの利益的な話以外では、麻酔をすると感覚がなくなってしまうから、どれだけたくさん歯を削られてもわからない。必要以上に削るのを避けるため、麻酔をせずに治療した方が良いという意見はあります。
確かにこの意見は正しい部分もありますが、麻酔をしても歯の硬さでむし歯を判断したり、むし歯を検知する液体を使ったりして、丁寧にむし歯の部分だけを取り除くようにすれば、麻酔をしたからと言って削りすぎることはありません。
そのため個人的には、痛みを感じる可能性がある治療をするときに、麻酔をしないという事は患者さんへの優しさ、配慮が足りてないと感じます。
麻酔をしてくれたけど効いてなく痛いまま治療されたのはなぜ!?
麻酔はしたけど効きが悪かったため痛かったという話は、意外と多く耳にします。
ただ本来これはあってはならないことだと思います。基本的に麻酔は必ず効かせるもので、効いてないで痛いまま処置したら何の意味もありません。
もちろん麻酔が効きにくい人や、効きにくい部位、効きにくい状態などの条件がそろうと麻酔をしっかり効かせるのが困難なことはあります。
麻酔が効きにくいのはどのようなとき?
・体質的にそもそも麻酔が効きにくい人は確かにいます。
・骨の硬さや密度の問題で、下の歯の奥歯は特に麻酔が効きにくい部位と言えます。
・眠れないくらい強いズキズキした痛みがある場合や、大きく腫れているような炎症の強い時期は麻酔 が効きにくいです。
麻酔が効いてない、途中で切れてきた場合には、たしかにあと少しだから我慢してねと処置を続けた くなる気持ちもわかります。しかしながら患者さんの辛さを考えたらそれはやめるべきと考えます。
麻酔の効きが悪い、麻酔が切れてきた場合の対応は?
・麻酔の量を増やす。健康に影響ない範囲で効くまで追加する。
・麻酔が効いてくるまでしっかりと時間をおいて処置をする。
・量を増やしても効きそうな感じがなければ、特殊な方法の麻酔を行う。
これは通常の麻酔と違って、伝達麻酔と呼ばれて神経の中枢に近い部分に麻酔を効かせる方法です。効果は抜群ですが、やや手技が複雑なため、伝達麻酔をやらない歯医者さんもそれなりに多くいらっしゃるかと思います。しかしながら伝達麻酔ができなければ麻酔を効かせなれないケースもあるので、必ず身につけて欲しい技術と考えられます。
以上のように、麻酔をしっかり行い、きちんと効かせれば、治療が痛いという事はなくなります。そのため少なくとも上記の内容に配慮するのはかかさずにするべきと考えております。
そもそも麻酔自体が痛くて嫌!!麻酔を痛くなく行うには
麻酔をしっかり効かせれば痛くないのはわかるが、そもそも麻酔をするのが痛くて嫌という方も多くいらっしゃいます。ここではその麻酔自体の痛みを極力感じさせないための取り組みを説明します。
事前のコミュニケーション
治療を行う前に先生としっかりコミュニケーションを取り、治療への不安や痛みへの懸念を話しあうことで、緊張を和らげていく必要があります。極端に緊張している状態などでは、リラックスした状態よりは痛みを感じやすくなってしまいます。
表面麻酔(塗る麻酔)の使用
麻酔で痛みを感じるのはまず針を刺すときにおきます。その針を刺すときの痛みを軽減させるためにまず大事になるのは表面麻酔を使うことです。ただ塗ればいいというわけではなく、表面麻酔の塗り方も、意識次第で効果は半減してしまいます。
お口の中は常に唾液で湿っているために、唾液と混じると表面麻酔を十分に効かせることができません。しっかり乾燥させる事は非常に大切です。
また表面麻酔を置いた後にしっかり時間をとる必要もあります。たまに30秒ほどしてすぐに注射をする先生がいますが、正直表面麻酔をする意味がないと思ってしまいます。30秒しか置かないか、数分しっかり時間をおくかでは明らかに感覚は変わってきます。
表面麻酔なんか使わなくても、技術で痛くなく麻酔ができるという先生もいますが、表面麻酔がマイナスに働くことはまずありません。そのためこれをケチる言い訳にはならないと考えます。
細い針の使用
注射の針の太さも針を刺すときの痛みに影響を与えます。できるだけ細い針を使用することで、刺すときの痛みを軽減させていきます。
痛みを感じにくい部位に麻酔を行う
針を刺す部位も麻酔を効かせるのに効果的な部分はいくつかあります。それによって痛みを感じやすい部分と感じにくい部分があるので、まず初めは一番痛みにくい部分を選びます。また患者の呼吸や体への力の入り具合も意識して、痛みにくいタイミングで針を刺すのも大事なポイントです。
電動麻酔の使用
麻酔に痛みを感じるのは刺すときの痛み以外では、麻酔の液が入っていくときに感じます。
強い圧がかかり、短時間で麻酔の液を入れようとすると痛みはでます。そのため、基本的には圧力をかけすぎず、ゆっくりと注入していくのが大切です。
その圧力を自動で判断してコントロールしてくれるのが、電動麻酔器になります。
もちろん手用の麻酔の方が慣れていれば手の感覚でコントロールしやすいという意見もあり、それもわかりますが、当院では電動麻酔で機械に圧をコントロールさせつつ、自身の感覚でボタンを押すタイミングをコントロールしながら麻酔の液をいれていくことが最も注入時の痛みを軽減できると考えております。
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麻酔後に効くまでしっかり時間を置く
麻酔をしたら、すぐに歯を削りたくなる気持ちもわかりますが焦ってはいけません。麻酔は歯の周囲の骨に浸透させて効かせていくので、時間を置くことでよりしっかりと効果が出てきます。
まとめ
以上のような、細かい配慮をすることで、できる限り痛みを感じさせずに麻酔をすることができます。麻酔は基本ではありますが、どれだけ意識をするかで明確に差が分かれる部分でもあります。
麻酔を痛くなく行い、しっかり効かせて治療を終わらせます。痛みを感じさせないように徹底して意識して配慮することで、患者さんに「全然痛くなかったです!」と喜んでいただけることも多く、そう言っていただける事が何より嬉しいことであります。
歯医者が苦手な方も、状態を悪くさせて大きな問題となる前に治療に来ていただければ幸いです。
執筆者
浅草橋駅前歯科 矯正歯科 院長
歯科医師 遠山雄太
ISOI 国際口腔インプラント学会 認定医
インビザライン認定ドクター