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小児矯正

お口周りの筋肉トレーニング
(MFT)とは?

小児予防矯正で正しい歯並びへと導きます!

小児矯正との関係小児矯正は、成長期のお子様にとって重要な治療の1つです。悪い歯並びやかみ合わせの問題は、単に見た目の問題にとどまらず、将来的な健康や生活の質にも大きな影響を与えます。小児矯正の目的は、歯並びの問題を早期に改善し、適切なかみあわせを確保することで、健康的な成長を促すことです。そのため、小児矯正では単に歯を動かすだけでなく、歯並びに影響を与える他の要因にも注目します。特に重要とされているのが、口腔筋機能療法(MFT)です。MFTは、口腔周囲の筋肉の使い方や舌の位置、呼吸の方法を正常にすることで、歯並びや顔の成長に良い影響を与える治療法です。悪い歯並びの原因の多くが、誤った筋肉の使い方や不適切な舌の位置、口呼吸によって引き起こされていることが多く、MFTを取り入れることでこれらの原因を根本から改善します。

口腔筋機能療法(MFT)の必要性

MFTが小児矯正において特に重要とされる理由は、矯正治療後の後戻りを防ぐためです。例えば、矯正装置で歯を正しい位置に動かしても、悪い習慣が改善されていない場合、矯正後に再び歯が元の位置に戻ってしまうことがあります。これは、口腔周囲の筋肉が歯を元の位置に引き戻してしまうためです。そのため、歯の移動だけでなく、MFTを通じて正しい筋肉の使い方や舌の位置を学ぶことで、矯正後の安定した状態を保つことができます。MFTの具体的な内容としては、「呼吸のプログラム」「嚥下のプログラム」「お口のまわりの筋肉のプログラム」「舌の位置や姿勢のプログラム」があります。これらをお子様の個々の問題に合わせて実施し、歯並びや噛み合わせに関わる筋肉の機能を正常に戻すことが目標です。MFTは、自然な発育を促進し、歯並びの改善だけでなく、健康的な顔立ちの形成にも良い影響を与えます。

マウスピース式の痛みが少ない
「プレオルソ」

マウスピース式の痛みが少ない「プレオルソ」小児予防矯正において、近年人気が高まっているのが、マウスピース式の「プレオルソ」です。プレオルソは、痛みがほとんどなく、お子様への負担が非常に少ない矯正装置として注目されています。従来のワイヤーを使用した矯正装置とは異なり、プレオルソはお子様が寝ている間に装着することで、歯並びや口腔周囲の機能を正常に戻す治療を行います。プレオルソの大きな特徴は、歯並びの矯正を主目的とするのではなく、口腔周囲の筋肉の訓練を目的としている点です。例えば、舌や唇の筋肉の正しい使い方を学ぶことで、自然なかみ合わせや健康的な口腔機能が確立されます。さらに、プレオルソは痛みがほとんどないため、矯正器具に伴うストレスや不快感が少なく、お子様にとって非常に受け入れやすい治療方法となっています。

「プレオルソ」のメリット

痛みがほとんどなくお子様への負担が少ない

従来の矯正装置に比べ、プレオルソは痛みがほとんどありません。プレオルソは、柔らかいシリコン素材で作製されています。これにより、治療に対する抵抗感が少なく、スムーズに治療が進むことが期待できます。

取り外しができる

プレオルソは取り外し可能なマウスピースで、就寝時以外に1日1時間の装着が推奨されています。食事や歯磨きの際には外せるため、口腔内の清潔を保ちやすいというメリットがあります。特に、従来の固定式矯正装置では口腔内の清掃が難しく、むし歯のリスクが高まることが懸念されていましたが、プレオルソはこの問題を解消します。

治療後、後戻りしにくい

プレオルソは、歯並びの根本的な原因である筋肉の使い方や舌の位置を改善することを目指しているため、矯正終了後の後戻りが少なくなります。これにより、将来的な矯正の必要性が減り、安定した歯列を維持しやすくなります。

「プレオルソ」のデメリット

細かな歯の移動は不可能

プレオルソは筋肉の訓練を目的としているため、細かい歯の移動には適していません。厳密なかみ合わせを獲得するには、ワイヤー矯正や他の矯正装置が必要になることがあります。

装着時間を守らなくてはならない

プレオルソは取り外しが可能なため、装着時間を守ることが非常に重要です。ご家族の協力が不可欠であり、特にお子様にしっかりと装着してもらうことが必要です。プレオープンの装着時間は、日中の数時間と就寝時のみですので、継続しやすいかと思います。また、お友達に気づかれるリスクも基本的にはありません。

「プレオルソ」をおすすめするお子様

プレオルソは、歯列が乱れる前に予防的に治療を開始したいと考えている方に向いています。お子様の成長に合わせた柔軟な治療法であり、取り外しが可能なため、ストレスが少なく治療を続けやすいです。特に、大人になってからの矯正に比べ、コストや身体への負担が軽減される点も大きなメリットです。

小児矯正装置

マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)

マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)インビザライン・ファーストは、従来の小児矯正とは異なり、一期治療と二期治療を同時に進めることができるため、矯正期間が短縮されるという利点があります。歯が並ぶスペースを広げつつ、かみ合わせを整えるため、効果的かつ効率的な治療が可能です。特に、お子様にとって長期的な矯正治療はストレスとなりやすいため、この点でインビザライン・ファーストは優れた選択肢となります。大人が使用するインビザライン・フルと同様に、透明なマウスピースを装着するため、目立ちにくいです、

拡大床

拡大床拡大床装置は、歯列不正が強いお子様に使用される装置で、歯列アーチを拡大し、永久歯が生えるスペースを確保するために用いられます。この装置は、8歳頃から使用可能で、顎の成長を適切にコントロールし、歯並びの改善をサポートします。ネジを回すことでサイズを調整し、顎が成長するための適切な形状へと導くため、将来的な噛み合わせの問題を未然に防ぐ効果があります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正ワイヤー矯正は、最も一般的かつ実績のある矯正治療方法です。ブラケットと呼ばれる装置を歯に装着し、ワイヤーを通して歯を動かすことで、細かい歯の移動や噛み合わせの調整が可能です。ワイヤー矯正は目立つというデメリットがありますが、近年では目立ちにくい透明なブラケットや白いワイヤーが登場しており、矯正治療中の見た目の不安を軽減しています。また、歯の細かい動きが求められる場合や、複雑な歯並びの問題に対して非常に効果的です。